プログラミング的思考とは、物事を論理的に考えることで課題を解決していくためのプロセスを順序だてて検討する思考方法を意味します。
プログラミング的思考を学ぶことで、様々な問題を発見し適切なステップを踏みロジカルに筋道を立てて対策を考えることができるようになります。
またその場合に、偏った見方にならないようにより広い視野で解決策を模索し、数多くある複雑な要因の関連性を通してより良い最適解を見つけていくことを目指します。
プログラミング的思考は、プログラミングのスキルそのものの習得を目的とするわけではなく、その技術の前提となる思考法を学ぶことで、日常生活や人生における問題解決に役立てていくことが目標とされています。
近年このプログラミング的思考の能力は、日本の学習指導要領でも義務化されることになりました。
これからの日本社会を担う世代には、将来のためにも必要な教育であるということでしょう。
成長過程にある子どもの時にプログラミング的思考を学ぶことによって、中長期的に見て子どもたちの世の中を生き抜いていく力を養うことにつながります。
最近では子どもに英語やプログラミングなどの習い事をさせることが話題になってきましたが、プログラミング的思考はより深いレベルで本質的な実力を伸ばすための教養と考えられます。
専門的なスキルや知識も確かに重要ですが、それは大人になってからでも遅くはありません。
子どもたちには、困難な課題にぶつかっても自分の力で判断し、たくましく道を切り開いていけるようになってもらいたいですよね。
そのためにもプログラミング的思考を学ぶことには、大きな意義があると見られています。